徳島新聞 女性クラブ

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お知らせ

2018年7月5日木曜日

5/12開催 デヴィ夫人講演会 開催レポート

 徳島市のアスティとくしまで開かれた女性向け会員制クラブ「徳島新聞女性クラブ」の講演会で、タレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノさん(78)が「美と健康の秘訣・・・そして、本当に幸せな人生とは?」と題して話した。インドネシアのスカルノ元大統領と結婚するまでの半生や、若さと美しさを保つポイントなどを語った。要旨は次の通り。
 
タレント・デヴィ夫人
=アスティとくしま

何事にもチャレンジを



 いつも豪華なドレスや宝石を身に着け、海外を飛び回るラッキーな女性と思われるのは非常に心外。人の3倍勉強し、努力し、働いてきた。
 私が幸運だと思うのは、戦争と貧しさの経験があるためだ。終戦後、地元へ戻るために向かった駅で、自分より小さな子どもが物を乞う姿に「自分が不幸だと思っても、さらに悲しい思いをしている人がいる」と知った。
 小学校では、公平であるべき教師たちがお金持ちの子どもを優遇するのを見てきた。その様子に不満や不条理を感じるとともに「弱い者の味方になる」という気持ちが芽生えた。
 中学校では猛勉強し良い成績を収めたが、母が月謝を借金している事実を知り、進学より就職を選んだ。千代田生命保険(現・ジブラルタ生命保険)に入社し、昼休みや休日は喫茶店などでアルバイトを掛け持ちして家計を支えた。都立高校の定時制で学業にも励んだ。母に連れられて芝居を観劇したのをきっかけに女優の道を志し、国際的な俳優早川雪洲の芸能プロダクションに入り、テレビにも出演した。
 女性が一番気にしている「どうすればいつまでも若く、美しくいられるか」という話題に移りたい。
 1日に少なくとも10回は感動すること。花がきれい、空気がいい、友人といい話をする。何でも構わない。感動すると体が活性化する。
 私はテレビ番組の企画で、スカイダイビングや空中ブランコに挑戦した。何事にも興味や関心、好奇心、探究心を持ってチャレンジし、喜んでいる自分を発見できる人であってほしい。何もしない人は生きたまま化石になってしまう。
 そして、人間には愛が必要だ。夫婦愛、友愛、師弟愛、隣人愛・・・良い関係をつくり、時間を共有してほしい。
 人の一生は「気」で語ることができる。「気」が付くたくさんの言葉が、それを示している。肉体から気がうせることが死だ。最後の最後まで気を張り、気を立てて生きてほしい。 (佐藤陽香)