徳島新聞 女性クラブ

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お知らせ

2018年3月5日月曜日

2/17開催 西川きよし講演会 開催レポート

 徳島市のアスティとくしまで開かれた女性向け会員制クラブ「徳島新聞女性クラブ」のトークイベントで、タレントの西川きよしさん(71)が「人生は小さなことからコツコツと!」と題して講演した。芸人や国会議員として活動した経験のほか、妻でタレントのヘレンさんへの思いを語った。(橋本真味)
 
芸人や国会議員としての活動を振り返りながら、
妻や出会った人への感謝を語る西川きよしさん
=アスティとくしま

出会った人全てに感謝



 早いもので昨年、金婚式を迎えた。六畳一間のアパートから始まった生活は、一時、両親と義母を合わせて15人で暮らすまで大きくなった。現在は10人で食卓を囲む。家族が仲良く暮らすのが一番の幸せとしみじみ思う。
 両親と義母を介護していた時、妻は朝から大忙しだった。家事に加えて入浴や排せつの世話まで、大変だったと思う。そんな姿を見て、家族みんなができる限り手伝うように自然となっていた。心遣いの大切さや老いていくことについて、勉強になる経験だった。
 妻には、風呂で一日のお礼を言う。一緒に入りながら「いつも親の面倒見てもらって、ありがとう」と。
 縁あって2人は一緒になった。妻に出会って心からよかったと思う。今があるのは、これまで出会った人たちのおかげだと感謝している。中でも、横山やすしの存在は外せない。横山さんに誘われて1966年、京都の劇場からコンビは始まった。
 面白い人だった。何より競艇が一番。ネタを間違えて楽屋でけんかになった時、「漫才とどっちが大事や」と聞いたら「ボート」と言う。ボートを一生懸命やって、勝って気分が上がったら漫才を頑張れると。いろんなコンビがいるけど、(事件を起こし)裁判所で証人をさせられた相方は、なかなかいないでしょう。
 今後の人生について話す機会があり、選挙に出たいと相方に告げた。仕事を頑張って家を買い、親孝行はできた。今度は世の中に恩返しをしたいと。横山さんは「それはええこっちゃ。応援する」。家族と会社に許可を得て33年前、参院選出馬を決めた。
 高齢者施設や福祉施設の訪問を、コンビの時から続けていた。自宅に帰ると年寄りが3人いて、妻の苦悩も分かる。その経験から、多くの人が安心できる福祉の充実が欠かせないと実感していた。
 支持基盤はなく、手伝ってくれるのは選挙の素人ばかり。ウグイス嬢が名前を間違えたり、道に迷って同じ地区を何度も回ったり。大阪全域を巡ると市民が声を掛けてくれて、その一つ一つに助けてもらった。おかげさまで100万票以上獲得して当選できた。
 3期18年、ずっと無所属だった。「1人では何もできん」と言う人もいるけど、決してそんなことはない。現場に強くなるため、全国各地に足を運んで課題を探し、こつこつと政策の大切さを訴えてきた。
 1人だからできないということは絶対にない。ただ、やる気があるかどうか。これまでの経験を忘れず、社会全体を照らし続ける人生を送っていきたい。